ノイズフィルター |
辞書:科学用語の基礎知識 工学系技術編 (NENGI) |
読み:ノイズフィルター |
外語:noise filter |
品詞:名詞 |
回線上や電子回路上に含まれるノイズ成分を除去する機構や道具のこと。
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概要 |
通信回線などのノイズ除去では、例えば強磁性体のフェライトで出来たアクセサリーが用いられる。電話回線やLAN回線に含まれるノイズ成分を除去する装置として普及していて、小指程の物から大きなものまで各種存在する。
電子回路では、コンデンサーにノイズフィルターの効果がある。実際には、コイルとコンデンサーで構成されるものを電源線に接続して使用する。使用する電源に万一ノイズが混入していても、この場合にはノイズが除去され、安定した装置稼働が実現できる。
フェライト |
通信ケーブルでは、フェライトがノイズフィルターとして働く。
ノイズフィルタ
これはケーブル内を流れる信号のような、行きの信号線と帰りの信号線とを流れる電流が互いに逆向きで大きさが等しい信号には何の働きもしないが、ノイズのようなすべての信号線に同じ方向に流れる電流成分に対してはコイルが挿入されたのとほぼ等価の働きをし、高い周波数成分の電流を抑制する機能を果たす。
そのためローパスフィルターとしての特性を持ち、高周波ノイズの除去に使用されている。また、特定の周波数帯以外は全てノイズと見なすなら、バンドパスフィルターというものもある。
電源などの場合は少し大きめの物を買ってきて一回〜二回ほど巻き付けて使うと効果が高まる。電話回線の場合は余程ノイズが酷くない限りは、ただ装着するだけで効果がある。
リンク |
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