チャンドラセカール限界 |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学編 (UAST) |
読み:チャンドラセカールげんかい |
外語:chandrasekhar limit |
品詞:名詞 |
白色矮星の質量の理論的上限値。
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概要 |
白色矮星は、自身の重力による重力収縮と電子の縮退圧とのバランスによって存在する天体である。
このため、一定の質量を超えると電子の縮退圧が重力収縮に勝てなくなり、白色矮星として存在できなくなる。この質量の限界値をチャンドラセカール限界という。
特徴 |
スブラマニアン・チャンドラセカールは計算式を導き出し、1.26太陽質量を白色矮星の理論的限界質量とした。
現在は、この式を元により厳密に再計算され、限界質量は1.44太陽質量とされている。かくして、1.44太陽質量を超える白色矮星は存在せず、万一超えることがあれば、その天体は中性子星などになる。
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