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エディントン限界
辞書:科学用語の基礎知識 天文学編 (UAST)
読み:エディントンげんかい
外語:eddington limit
品詞:名詞

恒星が恒星として安定に存在できる条件のこと。

目次
概要

恒星は様々な波長で輝くが、その明るさには限界がある。

恒星があまりにも明るい場合、内部からのの放射圧が重力を超え、星の外層部を吹き飛ばしてしまうことがある。この明るさの限界をエディントン限界という。

特徴

質量Mの天体にガスが降着する際、放射圧により、光度はエディントン限界を定常的に越えることはできない。

LEdd = 4πcGmpM/σT 〓 1.3×1031(M/MSUN)ワット = 3.3×104(M/MSUN)LSUN

数式には、μ〓1.2(電子核子の数比)を乗じることもある。

LBV

高光度青色変光星(LBV)のような天体では放射圧がエディントン限界を超え、爆発を起こす。恒星は自転しているので、この自転軸を基準として、軸対称に星雲が作られる。

例えば高光度青色変光星(LBV)の一つ、りゅうこつ座のイータ・カリーナでも二つのだんごを串に刺したような散光星雲を形成している。これは1843(天保14)年の爆発増光時に放出された物質によるものである。

この他にも高光度青色変光星(LBV)は幾つか発見されており、それらの殆どが、似たような軸対象の星雲を伴っている。

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関連する用語
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ウォルフ・ライエ星
チャンドラセカール限界

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