ジュラ紀
読み:ジュラき
外語:Jurassic period
地球の地質時代のうち、中生代の二番目の紀。
概要
約2億130万年前から約1億4500万年前までの間とされる。
ジュラ紀の名は、フランスとスイスの国境にあるジュラ山脈にちなんでいる。
古い時代から順に、多くの期に分けられ、前期・中期・後期で分類される。
- 前期 (約2億130万年前〜約1億7410万年前)
- ヘッタンギアン (約2億130万年前〜約1億9930万年前)
- シネムーリアン (約1億9930万年前〜約1億9080万年前)
- プリンスバッキアン (約1億9080万年前〜約1億8270万年前)
- トアルシアン (約1億8270万年前〜約1億7410万年前)
- 中期 (約1億7410万年前〜約1億6350万年前)
- アーレニアン (約1億7410万年前〜約1億7030万年前)
- バッジョシアン (約1億7030万年前〜約1億6830万年前)
- バトニアン (約1億6830万年前〜約1億6610万年前)
- カロビアン (約1億6610万年前〜約1億6350万年前)
- 後期 (約1億6350万年前〜約1億4500万年前)
- オックスフォーディアン (約1億6350万年前〜約1億5730万年前)
- キンメリッジアン (約1億5730万年前〜約1億5210万年前)
- チトニアン (約1億5210万年前〜約1億4500万年前)
特徴
大地と気候
気候は温暖で、巨大な爬虫類、つまり恐竜が大繁栄を遂げた。恐竜はどんどん大きくなり、陸上の主導権を完全に握っていた。
ジュラ紀中期にはパンゲア大陸が南北に別れ、北がローラシア大陸、南がゴンドワナ大陸となった。これにより大陸内部の乾燥化が軽減され、世界全域で湿潤な亜熱帯気候となった。またこれにより陸上の生態系も南北で交流が絶え、生物は二つの大陸でそれぞれ独自の多様化を遂げることになる。
生物進化
爬虫類である恐竜のうち、竜盤類に属する獣脚類から、現在の鳥類と始祖鳥との共通祖先が誕生した。また小型の哺乳類もこの頃に出現した。
陸上植物の世界はシダ類やソテツが主流だったが、ジュラ紀後半から被子植物が登場し、針葉樹の大森林が作られる。
海中ではアンモナイトが繁栄していた。
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