コチニール色素 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・食品添加物編 (NSUBNFA) |
読み:コチニールしきそ |
外語:Cochineal extract |
品詞:名詞 |
エンジムシという虫から得られる、天然の着色料、染料。カルミン酸を主成分とする。
えんじ色(臙脂色)つまり赤・赤紫、あるいは橙色などが作られる。
特徴 |
中南米の砂漠地帯が産地であり、産量の殆ど全てはペルー産である。エンジムシはサボテン表面に生息する虫で、このうちメスから得られる。
南米では、インカ帝国の時代から衣服装飾類の染料として使われてきた長い歴史があり、更に欧米でも様々な評価がなされ、安全性が高い着色料である。
但し、原料が虫ということで、それが理由で嫌われることもある。
安全性等についてはカルミン酸の項を参照のこと。
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