アンドロメダ座にみられる銀河の一つで、最も代表的なもの。メシエ天体の一つ。
- 座標(2000年分点)
- 赤経: 00h 42m 44.330s (ICRS)(SIMBAD) [赤外線]
- 赤緯: +41°16′07.50″ (ICRS)(SIMBAD) [赤外線]
- 銀経: 121.174322° (SIMBAD) [赤外線]
- 銀緯: -21.573311° (SIMBAD) [赤外線]
- 所属:
- 距離:
- 230荳光年 (通説)
- 赤方偏移: z=-0.001000±0.000013 (SIMBAD)
- 光が届くまでの時間: 約-0.14億年 (z=-0.001000から計算)
- 実際の距離: 約-0.14億光年 (z=-0.001000から計算)
- 分類: SA(s)b
- 伴銀河
- 規模
- 直径: (該当資料なし)
- 質量: (該当資料なし)
- 年齢: (該当資料なし)
- 絶対等級(MV): (該当資料なし)
- 等級
- 紫外線等級(U): 4.86±0.03等 (SIMBAD)
- 青色等級(B): 4.36等±0.02等 (SIMBAD)
- 黄色等級(V): 3.44等±0.03等 (SIMBAD)
- J等級(J): 2.094等±0.016等 (SIMBAD)
- H等級(H): 1.283等±0.017等 (SIMBAD)
- K等級(K): 0.984等±0.017等 (SIMBAD)
- 視直径: 180′×63′ (AstroArts)
- 視線速度(RV)=後退速度: (該当資料なし)
- -300.0km/s(-259.2km/cBeat)±4.0km/s(3.5km/cBeat) (SIMBAD)
- みかけの後退速度: -299.94km/s(-259.1km/cBeat) (z=-0.001000から計算)
- 実際の後退速度: -299.95km/s(-259.2km/cBeat) (z=-0.001000から計算)
- 固有運動(μ): (該当資料なし)
- M31
- NGC 224
- UGC 454
- MCG+07-02-016
- PGC 02557
日本から観測できる銀河としては最大。
秋の天文観測の王様ともいえ、天文家以外にも親しまれており、アンドロメダ銀河の名で知られている。
創作作品でも、例えば松本零士の作品「銀河鉄道999」では目指す場所はアンドロメダ銀河であった。
実際の大きさは、銀河系の倍程度と推定されている。
古くは、円盤部の直径は銀河系と同程度と思われた時期があったが、のちに銀河周辺部となる銀河ハローと考えられた場所も円盤の一部と判明し、直径は従来説の7〜8万光年から、その3倍も大きい22万光年以上へと上方修正された。
また、2014(平成26)年に、ハロー含めた質量が測られ、M31の総質量は銀河系の倍程度と確認された。
この銀河の中心部には、太陽の3,000万倍もの質量の超大質量ブラックホールが発見されている。
伴銀河にM32(NGC 221)やNGC 205(M110)がある。
フランスのストラスブール天文台のRodrigo Ibata博士らによる研究チームにより、伴銀河であるM32(NGC 221)とNGC 205(M110)からはぎ取られたと見られる恒星の筋がM31へ伸びていることが検出された。
2つの伴銀河がM31に吸収されつつある、とされる。
M31には、半径3万光年ほどのリングがあるが、更に中心部付近にも直径5,000光年ほどのリングが発見された。二つのリングの中心は、共にM31の中心からずれている。
南アフリカ共和国・ビトバーテルスラント大学のブロック博士らによると、これはM32がM31に衝突したことで形成されたものとし、この衝突は約2億1千万年前に起きた、としている。
関連するリンク
M 31 -- Galaxy @ SIMBAD用語の所属
局部銀河群
銀河
アンドロメダ座
31
関連する用語
超大質量ブラックホール
銀河系