がいし引き工事 |
辞書:科学用語の基礎知識 電気工事編 (NPOWC) |
読み:がいしびきこうじ |
品詞:名詞 |
電気工事のうち、造営材に碍子を取り付け、そこに絶縁電線をバインド線で固定して配線する施工法。近年では殆ど見られなくなった。
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概要 |
がいし引き工事ができる場所は、露出(展開した)場所と点検できる隠蔽場所に限られる。つまり見える場所にしか工事できない。その条件であれば、乾燥した場所、湿気・水気のある場所、いずれでも工事が可能。つまり家屋でも、床下や天井ふところのような点検できない隠蔽場所には工事できない。
碍子に電線を固定するため、電気炉や絶縁被覆が腐食するような場所でも裸電線が利用できる。
特徴 |
電線相互の間隔は6cm以上の距離をあけ、造営材とは2.5cm以上離す必要がある。また、水道管、ガス管、弱電流線(電話線など)は10cm以上の距離をあけ、接触しないように施設する必要がある。
電線の支持点間の距離(つまり碍子同士の距離)は2m以下(はりからはりなら6m以下)とする。
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