銚子電気鉄道線
読み:ちょうしでんきてつどうせん

 千葉県の銚子と外川を結ぶ、銚子電気鉄道の鉄道路線。関東最東端の駅 海鹿島がある。
目次

路線概要

基本情報

起点・終点

区間

所属

路線の特徴

運賃表
 1997(平成9)年7月1日改定運賃表。
 右上が大人運賃、左下は子供運賃である。子供運賃は大人運賃の半額で10円未満切り上げである。
運賃表大人運賃
小児運賃銚子150180180210240240270310310
80仲ノ町150180210210240270270310
9080観音150180210210240270310
909080本銚子150180180210240270
1101109080笠上黒生150150180210240
1201101109080西海鹿島150180210240
120120110908080海鹿島180180210
140140120110909090君ヶ浜150180
1601401401201101109080犬吠150
1601601601401201201109080外川
 一日乗車券「弧廻手形」は、大人620円、子供310円(全区間の往復運賃相当)

沿線の状況

銚子駅 (ちょうし)
 オランダの風車小屋風駅舎。
 銚子駅を中心に、西にヒゲタ醤油、東にヤマサ醤油がある。見学も可能。
 駅前通りに土産屋あり(銚子で水揚げされた新鮮鰯が原料の「魚めん」など)

仲ノ町駅 (なかのちょう)
 本社が併設されている駅。前も後もヤマサ醤油工場である。

観音駅 (かんのん)
 スイスの登山電車の駅風駅舎。
 併設の売店で、名物「たい焼き」「たこ焼き」を販売。

本銚子駅 (もとちょうし)
 観音から本銚子までは緑の中を走る。初夏には紫陽花が繁る中を電車が走る。
 風情ある景観は写真撮影にも適するが、近所に小学校があるため、近年は不審者と間違われないような対応が必要らしい。

笠上黒生駅 (かさがみ・くろはえ)
 相対式ホーム2面2線で、路線中で唯一上下線が交換可能な駅。この駅を境に閉塞区間が切り替わり、ここで列車間でタブレット交換を行なう。
 周辺は田畑と住宅。

西海鹿島駅 (にしあしかじま)
 キャベツ畑の中にある、改札口もない無人駅。周辺は田畑と住宅。
 ホームにはトタン屋根のついた小屋があり、その左右にベンチが置かれている、典型的な田舎無人駅のたたずまいである。

海鹿島駅 (あしかじま)
 昔、アシカが多くいたということで、この地名が付けられたとされる。現在では既にいない。
 周辺は住宅街だが、海が近い。

君ヶ浜駅 (きみがはま)
 周辺は住宅街だが、海が近い。浜は「君ヶ浜」と呼ばれ、海が広い。
 この浜は、ドラマ撮影でも度々使われている名所。

犬吠駅 (いぬぼう)
 ポルトガルの城風駅舎。地名は義経伝説にちなむ。なお、犬吠埼は地元では「いぬぼうさき」と呼ばれ、ざきと濁らない。

外川駅 (とかわ)
 昭和の駅舎。周辺は漁村で、特に観光の目玉はない。なお、外川は地元では「とかわ」と呼ばれ、「とがわ」と濁らない。

路線の情報

運転系統の情報
 2010(平成22)年3月13日ダイヤ改正で、早朝5時・6時台を除いては、30分ヘッドのパターンダイヤが導入されている。
 早朝発に一便、仲ノ町発があり、夜に一便、仲ノ町止まりがあるのみで、それ以外には原則として途中駅止まりの列車は無い。

接続する主な路線
 乗換駅は起点の銚子駅のみ。

主な橋

主なトンネル
 トンネルはない。

主な峠
 はない。

経由する自治体
千葉県
銚子市

列車の情報

主な車両
 これを著している現在、電気機関車1両、電車5両、客車1両が在籍する
 客車は電車等に牽引される必要があり、現在はデハ801、デハ1001、デハ1002のいずれかが牽引している。
 デハ701、デハ702、デハ801はこれを賭している時点ではなお在籍こそしているものの、老朽化が激しく営業からは退役しており、新型車両が入り次第廃車になる見込みである。
 デハ702は、2009(平成21)年8月24日〜8月28日の間、au向けオークションサービス「au one モバオク」に出品されると報じられた。車両は50万円からのスタートで、これと別に運送費用が最大500万円掛かるとしている。しかし落札されたという報道がないので、売れなかったのだろう。2010(平成22)年1月23日にさよなら運転を実施、営業運転から退役した。

退役車両
 デハ101は笠上黒生駅に置かれ物置状態になっていたが、遂に解体廃車となった。デハ501は外川駅前の広場に置かれており、喫茶店 福祉喫茶「かふぇ・ど・えがお」として使用されている。

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