日本海 (寝台特急)
読み:にほんかい
外語:Nihonkai

 かつて、大阪〜青森を、日本海縦貫線と呼ばれる日本海側各線を経由して結んでいた寝台特急の名称。いわゆるブルートレインの一つ。
目次

概要
 もともとは急行列車として運行を開始、この急行列車は、1950(昭和25)年に「日本海」と名前が付けられた。24系客車が使用されていた。
 青函トンネル開業に合わせ、1988(昭和63)年から2006(平成18)年まで、一部列車が函館まで乗り入れていた。
 東北への旅行を想定しているためか、奥羽本線までは停車駅は少ないが、奥羽本線に入ると多くの駅に停まるようになる。

廃止
 2011(平成23)年11月18日、JRグループは、利用客減少や車体の老朽化を理由として、来春のダイヤ改正を機に廃止する方針を決定、発表した。
 2012(平成24)年3月17日のダイヤ改正で廃止することとなり、もって2012(平成24)年3月16日夕方に大阪駅を発車した「日本海」が最終便となった。
 これにより関西発着のブルートレインは全滅、ブルートレイン全体としても残るは上野駅発着の「あけぼの」「北斗星」だけとなった。これらも時間の問題であろう。

特徴

運行区間
 この区間を日本海縦貫線という。

停車駅
 廃止時点での停車駅。停車駅は、上り列車・下り列車とも同じ。

補足
 国際政治を理由として日本海廃止を嘆く向きもあったが、特急「東海」はもっと前に廃止されている。

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