101系 (国鉄)
読み:ひゃくいちけい
外語:101 series
国鉄
が製造した直流
通勤形
電車。1957(昭和32)年運転開始。当初はモハ90系と称されていた。
目次
主要諸元
概要
特徴
変更点
問題点
譲渡車
その他
関連する車両
主要諸元
動力
電気方式: 直流1,500V
集電装置: 不明
車両性能
最高速度: 100km/h(240km/hBeat)
営業速度: 100km/h(240km/hBeat)
加速度: ‐
減速度: ‐
車体
全長: ‐
全幅: ‐
全高: ‐
重量: ‐
台車(M): DT21
台車(T): DT21T、TR64
駆動機構
主電動機: MT46A (100kW)
駆動装置: 中空軸平行
カルダン方式
制御方式:
抵抗制御
/
弱め界磁
編成
MT比
6M4T (
中央線
)
4M3T (
山手線
)
4M2T (
大阪環状線
)
保安装置
ATS-S
(1000番台)
ATS-B
(1000番台)
概要
国鉄が製造した電車で初の
新性能電車
となる。
中央線
の混雑対策として投入された。当時としては色鮮やかなオレンジバーミリオンの塗色で登場し、
金魚
の愛称で親しまれることになる。後に
山手線
には
カナリア色
で投入された。
製造両数は1535両と、後継の
103系
が比較的早く登場した割には多い。
特徴
変更点
それまでの
旧型国電
から比べて以下のような特徴を持つ。
吊り掛け駆動からカルダン駆動方式を採用
台車構造の合理化
全電動車方式(後に見直し)
電磁直通ブレーキ
問題点
全車を電動車にしたため、101系の消費電力は非常に大きなものになってしまった。
そのため、101系が多数投入されると
変電所
の容量を超過すると見込まれた。対策として101系は途中に付随車を挟むようになったのだが、今度は性能不足となってしまった。まさしく帯に短し襷に長しの状態である。
そのため、それらのバランスを見直した
103系
が比較的早く登場し、101系の製造は中止された。
譲渡車
秩父鉄道
に101系の一部が譲渡された。秩父鉄道での型番は1000系。
その他
101系はその後の国鉄電車の始祖にあたり、ここで培われた技術は後の151系や新幹線
0系
にも繋がるものとなっている。
関連する車両
103系
105系
107系
203系
301系
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