101系 (国鉄)
読み:ひゃくいちけい
外語:101 series

 国鉄が製造した直流通勤形電車。1957(昭和32)年運転開始。当初はモハ90系と称されていた。
目次

主要諸元

概要
 国鉄が製造した電車で初の新性能電車となる。
 中央線の混雑対策として投入された。当時としては色鮮やかなオレンジバーミリオンの塗色で登場し、金魚の愛称で親しまれることになる。後に山手線にはカナリア色で投入された。
 製造両数は1535両と、後継の103系が比較的早く登場した割には多い。

特徴

変更点
 それまでの旧型国電から比べて以下のような特徴を持つ。

問題点
 全車を電動車にしたため、101系の消費電力は非常に大きなものになってしまった。
 そのため、101系が多数投入されると変電所の容量を超過すると見込まれた。対策として101系は途中に付随車を挟むようになったのだが、今度は性能不足となってしまった。まさしく帯に短し襷に長しの状態である。
 そのため、それらのバランスを見直した103系が比較的早く登場し、101系の製造は中止された。

譲渡車
 秩父鉄道に101系の一部が譲渡された。秩父鉄道での型番は1000系。

その他
 101系はその後の国鉄電車の始祖にあたり、ここで培われた技術は後の151系や新幹線0系にも繋がるものとなっている。

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