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支障事故 |
辞書:鉄道用語の基礎知識 鉄道俗語・略語編 (RYOGO) |
読み:ししょうじこ |
品詞:名詞 |
人身事故が起きたときに車掌が放送する決まり文句。
"現在○○駅でシショウジコが起きております…" という放送のとき、車掌は "支障事故" を連想しているが、乗客は "死傷事故" を連想するものである。
鉄道業界では "事故" というと、鉄道側に責任があり関係者は処分間違い無しという事故を連想するため、本当は "運転阻害" や "人身障害" などの言葉を使いたいようだが、これではさすがにわかりにくいので、誰かに正常な運転を邪魔された、すなわち、自分たちに責任は無いということを表わす "支障" という言葉を使って、"事故" と放送することに対して妥協しているようだ。しかし、それでもわかりにくい。
すなわち、車掌がシショウジコと放送しても、大ケガで済んでいる場合もあり、死亡者が出ているとは限らない。また人身事故が起きた場合、被害者が生きているか死んでいるかを判定するのは、レスキュー隊や医師であり、例え首がもげていたとしても、運転士や車掌、駅員などが判断できるものでは無い。これを逆手に取って、事故が起きた場合はとりあえず生きていることにして現場を処理清掃し、運転再開を早める会社もある。
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