Ultima (初代)
読み:ウルティマ
外語:Ultima
1980(昭和55)年にApple II用として発売されたコンピューターロールプレイングゲームでUltimaシリーズの第1作目(Akalabethを含めると2作目)。シリーズ化の際に改めて付けられた副題はThe First Age of Darkness(第一暗黒時代)。
あらすじ
邪悪な魔法使いモンデインが魔法の宝珠の力でソーサリアを制覇した。ロード・ブリティッシュは世界を救うため、モンデインを倒して平和を取り戻す勇者を地球から召還することにした。
勇者は世界を冒険するにつれ、モンデインをも圧倒できる力を持つことになった。そして最終的にはタイムマシンを利用してモンデインが不死の力を持つ前の過去の世界にさかのぼり、見事モンデインを打ち倒したのであった。
特徴
ゲームの最終目的はモンデインを倒すことだが、それを実現するためには世界中でどのようなことをやってもかまわないというフリーダムな世界観が特徴である。そのため街中での窃盗、虐殺行為などは当たり前のように行える。そもそも、そういった犯罪行為をしないとまともにゲームをクリアすることが出来なかったりする。
またゲーム中盤からはエアカー、スペースシャトルといった謎の乗り物も登場するなどSF色の強いものになっている。
プログラムの大部分はBASICで作られているのも特徴。しかし、BASICでのグラフィック処理はやはり辛かったようで動作はかなり重い。フィールドの移動は大量のグラフィックの書き換えが必要なのでその動作はストレスを感じるほどである。次回作のUltima IIでは機械語による動作になってその問題は解消されることになる。
余談
モンデインの魔法の宝珠を主人公が破壊したときのエピソードがUltima Onlineのバックエピソードになっている。
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