Ultima Online
読み:ウルティマ・オンライン
外語:Ultima Online

 ORIGIN SYSTEM INC.(OSI)が開発、Electric Arts(EA)が販売したMMORPG
目次

概要
 Ultima IV以降の世界観においてUltima VIIIのシステムで多数のプレイヤーが同時にプレイできるMMORPGとして開発された。RPGマニアの間ではおなじみの世界であるブリタニアを、アバタールではなく普通の冒険者という立場で旅することが出来るというコンセプトが特長。それだけにβテストの段階から大いに期待があったようである。
 そのため、ゲームの登場当時は秋葉原で徹夜をしてもゲームを購入できないような状況であったが、後にコンビニでも購入可能となるほど一般化した。
 プレイヤーからの要望などにあわせて継続的なアップデートが繰り返された結果、未だに世界一のオンラインゲームとみなされている。1台のサーバーで3,000人が同時に遊ぶことが出来る。登場当時としては画期的な人数だった。
 またプレイヤーデータをゲームサーバーに保存するようにしたのもこのUltima Onlineが最初である。これにより、チート(イカサマ)行為を大幅に減らしている。しかし、それでもチート行為は行なわれてしまうらしい。
 現在では日本人のユーザーがその大多数で、それ故に近年のアップデートなどは日本人好みのものが中心である。

シリーズタイトル
英語タイトル日本語タイトル発売日
Ultima Online 1997(平成9)年10月
Ultima Online The Second Age 1998(平成10)年10月
Ultima Online Renaissanceルネッサンス2000(平成12)年4月28日
Ultima Online Third Dawn第三の夜明け2001(平成13)年3月21日
Ultima Online Lord Blackthorn's Revengeブラックソンの復讐2002(平成14)年2月21日
Ultima Online Age of Shadows正邪の大陸2003(平成15)年2月19日
Ultima Online Samurai Empire武刀の天地2004(平成16)年11月3日

運営の問題
 販売や運営にはEAが深く関わっていたが、ORIGINがゲームサーバーの運営やUltima IXの開発で経営が苦しくなるとORIGINの経営に深く関わるようになる。まず、ORIGINの負担になっていたゲームサーバーの運営はEAが全面的に肩代わりすることになる。
 次にEAはORIGINに対しUltima IXの発売を急がせた。リチャード・ギャリオットはまだ未完成だとしてそれを渋ったが、会社の運転資金の問題もありスポンサーの以降には逆らえずUltima IXを発売。しかし、このときの軋轢が原因でリチャード・ギャリオットはORIGINを退社することになってしまった。
 そのため、現在のUltima OnlineはEA主導ですべての運営と開発が行われている状態である。

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