GAINAX
読み:ガイナックス
外語:GAINAX
元々は大阪近辺の学生が中心となって自主制作SF映画を制作していたオタク集団が、1982(昭和57)年に作ったSF専門店 "ゼネラル・プロダクツ" から、バンダイとタイアップして制作する "王立宇宙軍オネアミスの翼" という劇場アニメーション映画制作の母体として1985(昭和60)年に立ち上げられたアニメーション制作会社の名。
その他の代表作品として、トップをねらえ!、ふしぎの海のナディア、新世紀エヴァンゲリオン、などがある。また、1988(昭和63)年には成人向けクイズゲーム "電脳学園" シリーズでゲーム業界へも参入しており、他の代表作に "プリンセスメーカー" などがある。
かつてNHKのテレビアニメーション "ふしぎの海のナディア" が納期遅れで放映期間を引っ張りまくり、その後しばらくはテレビアニメーション界をホされていたが、1995(平成7)年に角川書店に見初められ、タイアップ作品、"新世紀エヴァンゲリオン" でテレビアニメーション界に復活する。しかし、またもや納期遅れとなり、後半の作品品質の度を越えた劣化ぶりと、それを正当化しようとした庵野秀明監督のファンに対する暴言の数々は今でも語り草となっている。
現東大講師でオタク評論家としてNHKを中心に動画/まんが/オタク文化を解説している岡田斗司夫氏はゼネラル・プロダクツ以前からの活動メンバーで、GAINAXでは殆ど一人で "トップをねらえ!" の企画開発や "電脳学園"シリーズでのゲーム業界参入などを実現させたが、1992(平成4)年の退社が金銭トラブルなどによると思われる事実上の喧嘩別れであった為か、個人名がよく出てくるGAINAX社史にあっても、現在そこに岡田斗司夫氏の名前はない。
ゲーム関係の取引先と協力して架空の取引を計上し、5億8000万円余を脱税していた事が1998(平成10)年11月に発覚し問題となった。しかも、脱税して作った新作 "彼氏彼女の事情" は国会中継みたいな静止画像バリバリの作品だったりする。
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