MT車
読み:エムテイーしゃ
外語:MT car: manual transmission car
MTを採用した(つまりATを採用していない)車のこと。
概要
AT車と違い、変速は手動で行なう。そのため一般にはクラッチペダルとシフトレバーが付いている。またクリープ現象が存在しないので代わりに半クラッチを駆使する。そして坂道発進も独特の技術を要する。
普通免許オートマチック限定など、オートマチック限定免許では運転が出来ない。
特徴
走行
MT車には、一般の乗用車からスポーツタイプの乗用車、そしてバスやトラックなどの大型の車までがあり、それぞれで微妙に違いがある。
5速MTの乗用車の場合は、1速から始め、2速、3速まで入れて街乗りをする。速度が上がってきたら4速まで入れる。4速が「トップ」と呼ばれており、5速(オーバートップ)は高速道路を走行する場合に使用する。
バスなどの場合は2速から発進するものが多いようで、1速はシフトレバーも特殊な位置に配置されている。
駐車
MT車を駐車する時には、一般にギアを1速(平地または上り坂の場合)か、リバース(下り坂の場合)に入れ、サイドブレーキを引く。
ギアを入れるのは、万一サイドブレーキの効きが悪くても、1速かリバースならばギア比が低いため車が動きにくいからである。また逆に古い車だとギアが抜けやすくなっていることもあり、この場合はサイドブレーキが保険になる。
なお、雪国のような寒冷地の場合、サイドブレーキを引くと「凍って」しまい動かなくなることがある。そのため冬場はサイドブレーキを引けないこともある。
現状
自分で好みのギアを選択出来るため、スポーツ走行を好む人には未だに人気が高く、その手の走行が得意な中古車もMT車の方が高価である。
日常よく使われる、セダンに代表される乗用車でもMT車は地味に人気があるが、中古車の「買い取り価格」は無料ないし無料に近く、冷遇されている。
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