AT車
読み:エイティーしゃ
外語:AT car: automatic transmission car
ATを採用した車のこと。MT車との最も大きな違いは「変速が自動」ということである。そのためAT車にはクラッチペダルがない。
概要
AT車は「走らせる」のを助けてくれるが、ミスは防いでくれない。
MT車はミスしたらエンストして止まるが、ATは構わず走ってしまう。
そのため、AT車ではMT車では有り得ないような事故が時々起こる。AT車はMT車より運転が楽ではあるが、決して簡単ではない。実は、安全な運転をするのは、MT車よりも難しいのである。
特徴
パーキングレンジ
AT車を駐車するときには、パーキングレンジ(Pレンジ)にして、サイドブレーキを引く。サイドブレーキの無い車種の場合は、パーキングブレーキ(一般には左足)を踏み込む。
AT車のパーキングレンジは、ギアに閂(かんぬき)を掛けてロックするという機構になっている。
走行中にPレンジに入れると、理論上はミッションが壊れてしまうことになるが、一般にはそのような操作ミスも想定し、走行中にPレンジに入れても「無視」されることが多いようである(車種による)。
二重系
サイドブレーキまたはパーキングブレーキが掛かっていても、ある程度車は動く。従って、これだけに頼るのは危険ということになる。「Pレンジ」と共に二重系になっているのは、どちらかに問題があっても動かないようにするためなのである。
なお、雪国のような寒冷地の場合、サイドブレーキやパーキングブレーキを引くと「凍って」しまい動かなくなることがある。そのため冬場は使用できないことも多いようだ。
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