首都圏環状道路
読み:しゅとけん-かんじょうどうろ

 首都圏における環状道路構想の通称。
目次

概要

構成
 
 都心から外へ順に、次の4環状道路で構成される。

周辺
 次の道路構想がある。

特徴
 この環状道路を結ぶように、首都高速や、常磐・東北・関越・中央・東名の各高速道路や自動車道などが放射状に9本伸びている。
 この構造から、構想は「3環状9放射」と呼ばれている(注:3環状=中央環状/外環/圏央道)。

課題

東京の道路
 現時点での重要課題はふたつある。バイパス機能の実現と、道路整備である。
 そもそも東京の道路事情が名古屋や札幌のような他の都市に比べて著しく悪いのは、広幅員の道路が少なく、また交通の分散が上手く行なわれていないからである。
 しかし土地事情から東京で広幅員道路整備は容易なことではない。そこで、その代用として環状道路で交通を分散させることが考えられた。

バイパス
 一つは東北道関越道中央道東名高速をできるだけ都心に近い、かつ都心環状線(C1)以外の環状道路で接続することである(なお、現在は(C1)しか存在しない)。
 外環道を中央道・東名高速に接続するのが最も理想的ではあり、現在鋭意建設中であるが、速やかな実現は困難である。そこで現在は、遂に中央道への接続まで完成した圏央道に期待が寄せられている。

道路整備
 次いで重要なのは東京の南北を結ぶ道路整備である。東京湾と、他地域を結ぶ幹線が必要なわけである。
 特に東京の西側には、この重要な路線がなく、道路の状況は凄惨を極めていた。
 これは中央環状線(C2)と外環道によって実現させる予定である。

再検索