権太坂和泉線
読み:ごんたざか-いずみせん
外語:Gontazaka Izumi Line

 横浜市の都市部と郊外部を結ぶ幹線街路の一つ。横浜国際港都建設道路事業のうち、3環状10放射の幹線道路における放射線の一つである。
 この道路は情報が少なく、最終的にどのような形になるのかは良く分かっていない。
目次

概要

起点・終点

設計諸元

規制等

法定路線名
 ※を附したものは計画路線で、現道のないもの。

状況

起点〜境木地蔵尊

予定と想定
 計画路線では、権太坂小学校の南の国道1号から秋葉立体のような立体交差で分かれて西に進み、旧東海道である光陵高校通りを登る予定であるらしい。更に、境木小中学校前を通り、境木地蔵尊へと至る。
 但しこの件については横浜市より公式の発表が見受けられないため、明確な決定事項ではないとも考えられる。あくまで噂のレベルの話といえる。正確なことは、良くわかっていない。
 
 現地を確認しても「権太坂和泉線」の表示がないため、明確なルートは確定していない可能性も高い。

現状
 土地の買収等がどの程度進んでいるのか、あまり良くわかっていない。
 光陵高校通りが権太坂和泉線になるのかは不明だが、光陵高校通りは狭い二車線道路のため、拡幅が必要だろう。
 
 境木小中学校前〜境木地蔵尊までは細い2車線道路だが、その割に交通量が多く、市営バスも走る、危険な道路である。その上この道は、安全であるべき小学校の前である。
 いずれ拡幅などの改善は必要と思われるも、道を挟んだ学校の向かいは住宅であるため、立ち退きは難航しそうである。
 
 ルートは不明だが、場所を考えるにトンネルも難しそうであり、住宅街の上に高架も無いと思われるので、立ち退き→拡幅、は避けられない流れだろう。

境木地蔵尊〜環状2号線
 境木地蔵尊〜環状2号線はほぼ完成している。予定通りなのかは不明だが、上り2、下り1の変則三車線で供用されている。
 起点側から境木地蔵尊は、2車線から幅員が急激に広がる。将来的に道路になる領域も既に確保はされており、今は歩道となっている。
 
 境木地蔵尊から環状2号線方向で、境木地蔵尊に近い側は歩道を削らないと4車線にならないが、将来的な点については謎が多い。左右にマンションがあるため、確保可能な土地の広さにも限度があると思われる。
 
 環状2号線側は、道路にも使えるようなスペースが空けられているため、いずれはここが道路として使われるものと思われる。

環状2号線〜JR線
 環状2号線からしばらくの区間もほぼ完成している。
 区間はほぼ真西に向かうが、JR線を前にして、ほぼ直角で進路を南西に変え東戸塚駅東口へと向かう横浜市道東戸塚東線に接続される。
 ルートは直進と思われるが、この先しばらくは、明確なルートは不明である。
 
 直進経路は現状は駐車場となっているが、近くに新たなマンションが建ちそうな気配もある。
 
 まず最初に東海道線を高架で渡り、品濃山北天院(臨済宗円覚寺派)の北を通り、次に横須賀線と東海道貨物線を高架で渡るような状況が考えられる。
 
 

JR線〜上品濃

経路
 JRを渡ったあと暫くも経路が不明である。
 有隣堂本部ビルの北に細い現道があり、これが拡幅される可能性もあるが、不明。この細い道路は横浜新道の下を通るが、トンネルは細い。拡幅の可能性も不明。
 
 またこのトンネルのすぐ南西は、メモリアルパーク南横浜という公園墓地があり、移動は不可能と思われる。拡幅の可能性があるなら北側への拡幅だろう。
 暫く細い現道を過ぎ、戸塚区上品濃に入ると、建設中の道路が現われる。

現状
 上品濃には、二車線の完成された道路があるが、権太坂和泉線はこれとは異なる。
 この北側に細い現道があり、これが拡幅されるのである。
 
 
 現状は2車線で、更に2車線分の用地の確保が進められている。歩道もあるが、現在はバリケードで封鎖されている。不法投棄が問題となっていたようである。
 

上品濃〜名瀬小中学校
 この建設中の新道は現道と交差したあと、大規模マンション「フォートンヒルズ」(フォートンの国)の地下をトンネルで抜ける。
 
 
 現在はバリケードされているが、トンネルはある程度までは完成しているようだ。
 
 
 
 なお、上品濃から名瀬小中学校付近に至るまでの間には谷があり、横浜市道名瀬第46号線(川上地区街路)が走っている。
 
 ここを高架で渡すのか、トンネルとするのかは分かっていないが、トンネルとするなら上品濃から急坂で下り、途中から急坂で上る必要があり、安全面において重大な問題となりそうである。

名瀬小中学校〜名瀬道路
 名瀬小学校、名瀬中学校の西であり、名瀬幼稚園の東に接するこの道路は、歩道こそ予定より狭いが既に4車線で完成している。

現状
 
 この区間は、近隣には市営名瀬住宅や新戸塚病院くらいしか目立ったものが無く、特にどこに行く道路でもないが、裏道のしての機能があるためか車通りはある。
 
 この道を南下し名瀬道路に交差、そのまま名瀬川を渡ったところで西から伸びる桜木東戸塚線と接続し、東に進路を変える。そして名瀬川遊水地の南を通り、岡津の山を越える市道に接続する予定である。
 

計画
 現在は名瀬道路から先がないが、既に立ち退きの交渉に、入っているようではある。
 名瀬道路の交差点付近には、僅かだが既に確保された用地があり、バリケードされている。

名瀬道路〜弥生台
 この区間は鋭意建設中で、部分的に舗装まで終わっている区間はあるが、まだ供用はされていない。

山越え区間
 桂坂と呼ばれる越えの既存の道路、横浜市道名瀬第241号線は峠道らしく蛇行しているが、権太坂和泉線はほぼ直進に作られる計画である。
 
 南西方向にほぼ一直線に進み、途中、学校入口バス停付近で中田さちが丘線(工事中)と交差あとは、白百合台団地交差点付近で神奈川県道401号瀬谷柏尾線(瀬谷柏尾道路)に合流する。経路は西方向、新橋町西田橋交差点に至るが、現道の県道は狭く蛇行もしているため、これを拡幅し直線化もする計画である。

弥生台区間
 新橋町西田橋交差点〜神奈川県道402号阿久和鎌倉線(かまくらみち)の弥生台交差点までは、既に規格通り完成し供用されている。
 西田橋付近は駅からの距離もあるため、交通量は少なく広々とした印象がある。
 
 
 弥生台駅付近になると、道路の幅員に見合った交通量となる。
 

弥生台〜泉警察署
 弥生台交差点からいずみ野駅の南付近までも2005(平成17)年に開通した。
 
 まずはグリーンハイムいずみ野の南付近まで、次いで和泉幼稚園付近の交差点まで供用され、12月20日に神奈川県警泉警察署交差点まで供用が開始された。
 
 
 この供用開始をもって、念願の弥生台〜いずみ野、いずみ中央までの道路が現道も含めて開通したことになり、不便だったこの辺の道路事情も大きく改善された。

泉警察署〜環状4号線
 残る、環状4号線に接続するまでの区間は、現在、用地買収ならびに工事中である。
 計画では、泉警察署交差点から徐々に西に進路を変え、現道などを経由しつつ直線的に進んで上飯田町広中塚交差点へ接続する計画である。
 この道路が全通すれば、現在多く存在する東戸塚方面、横浜新道方面への交通がスムーズとなり、周辺道路の渋滞緩和が期待される。
 

特徴

接続する主な道路
 ※の付いた道路は、まだ権太坂和泉線に供用区間がなく、接続の予定を表わしている。

沿道施設、観光地等

道の駅
 道の駅はない。

主な橋

主なトンネル

主な峠
 はない。

並行する鉄道

経由する自治体
神奈川県
横浜市(保土ヶ谷区 ‐ 戸塚区 ‐ 泉区)

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