東京放射環状道路網
読み:とうきょう-ほうしゃ-かんじょう-どうろもう

 東京の幹線道路網のこと。
目次

概要
 東京の幹線道路は放射と環状の二つに大きく分類される。またその路線を補う形で補助と呼ばれる路線が存在する。
 これらを総称した名の一つが、東京放射環状道路網である。正式には東京都市計画道路と呼ばれる。

特徴

網の中心と歴史
 ちなみに、環状の中心にあるものは、日本橋でも東京駅でもなく、ずばり皇居である。
 これは、関東大震災後の復興において、皇居を中心とする同心円状の道路建設計画が持ち上がったことに由来する。
 元々は12放射8環状として建設が始まったが、紆余曲折を経、企画倒れや妥協と突貫工事の結果、放射や同心円にはほど遠い、現在あるような道路構成となったのである。
 中でも環七と環八は有名だが、環一〜六も存在する。

環状
 次に、大まかな目安として道路通称名を一覧する。但し、道路名と計画路線名は一対一では対応していないため、一部区間は下表と異なることもあるので注意。
環状通称
環状第1号線内堀通り
環状第2号線外堀通り
環状第3号線外苑東通り言問通り水戸街道 (国道)三ツ目通り清澄通り
環状第4号線外苑西通り不忍通り、道潅山通り、明治通り(東側)、丸八通り
環状第5号線明治通り(西側)
環状第6号線山手通り
環状第7号線環七通り
環状第8号線環八通り
 環状二号は外堀通りで既にほぼ環状だったが、有明まで伸ばす計画が持ち出され、遂に環状を超越した形状となった。

高速道路網
 またこれらの幹線道路を補うように、3環状9放射と呼ばれる、首都高速道路を中心とした自動車専用道路も整備中である。

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