be動詞 |
辞書:文化用語の基礎知識 言語・ラテン編 (LLNLA) |
読み:ビーどうし |
外語:be verbs |
品詞:名詞 |
英語の動詞の一つで、主語に対する補語(名詞または形容詞)を導く働きをするもののこと。
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概要 |
be動詞自体には意味はない。
be動詞の基本的な概念は「=」である(肯定文の場合)。つまり、「A is B」とあれば、その文は「A=B」を意味する文である。
特徴 |
変化 |
原形はbeであるが、主語が一人称単数(I)でam、二人称単数(You)でare、三人称単数でis、三人称複数でareと語形変化する。
他のインド・ヨーロッパ語族にもbe動詞に相当する語がある。例えばドイツ語なら「sein動詞」と呼ばれ、非常に複雑な変化をすることでドイツ語学習者を悩ませる。また、エスペラントならesti(不定形)が対応する。
This is a pen. |
日本の中学校英語教育で、最も有名な一文が次である。
This is a pen.
日本の英語の教科書では、これを最初に載せるものも少なくなかった。しかし、この文は日本人にはかなり難易度の高い文章であり、最初に学ぶには敷居が高すぎるものである。
まず動詞のbe動詞だが、そもそも日本語には相当するものが無く翻訳不能である。have、eat、runといったような動詞なら感覚は掴めるが、be動詞は理解が難しい。最初に学ばせる文としては、あまりに不適切である。
更に補足すると、a pen.も難易度が高い。これは英文法的には「補語」となるが、日本語に無い概念だからである。その上「a」は不定冠詞といい、やはり日本語には無いので、実は翻訳不可能である(「一つの」などと訳すのは強引な解釈で、実際には正しくない)。
ここから、「I like curry rice.」といったような文の方が、最初に学ぶには適切であろう。
リンク |
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