祭
読み:まつり
神仏や祖先に対し、祈願、感謝、慰霊などをするための儀式。祭祀、祭礼。
概要
神道や仏教では、特定の日を選び、定期的に、身を清めたり供物を捧げたりする。
俳諧では特に夏祭を指し、夏の季語となる。
特徴
日本の場合
日本の場合、日常的な祭とは神社の神を祀ること、すなわち神道儀式である。
日本は八百万の神の国であり、土着信仰や神道の神は日本人の生活に密着していた。時に友達並に親密であったり使役する対象であったり、或いは畏怖や崇敬をすべきものであったり、あるいは邪悪なもので祓う対象であったりする。
仏教の場合、宗派問わず祝われるのは、灌仏会すなわち釈迦の生誕記念である。
儀式
神道や、古代の卜占などを以下に50音順で並べる。
- 相嘗 (神饌を皆で食べる催し。中でも御神酒は最高のご馳走である)
- 誓約 (卜占)
- 大祓 (6月と12月の晦日に行なわれる儀式)
- 神楽 (神を祭るために奏される日本古来の舞楽)
- 神嘗祭 (秋祭りのこと)
- 祈年祭 (春祭りのこと)
- 遷座 (お宮を移すこと。定期的にするものを式年遷宮という)
- 手水 (手や顔を洗い清めること)
- 禊 (身を清める儀式)
- 例大祭 (神社が年二回行なうお祭り。一般には祈年祭と神嘗祭)
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