読み:うるち

 JIS漢字表に存在する「幽霊文字」の一つ。
目次

情報

漢字
 u7cab

意義
 意義不詳。

字源
 漢字字典にない文字で、かつては幽霊文字として扱われていた。出典は「国土地理協会 国土行政区画総覧(1951年初号、加除式で現在に至る)」とされている。
 幽霊文字について調査した資料、「JIS X 0208:1997附属書7(参考)」の「区点位置詳説」、301ページの2.148は、「典拠 国土 粫田(うるちだ)/福島県(付属書7図82)。ただし、現地の役所によれば、"糯田(もちだ)"。」としている。

日本語

発音

概要
 この文字は、いわゆる誤字であると考えられている。
 「福島県白河市本沼糯田」(本沼が大字名、糯田が字名)という地名は、現在も実在し、ここからJIS漢字収載の際に誤字をしたのではないかと見られる。
 地名の読み方については、大昔は「うるち」と呼ばれていたらしいが、いつの頃からか「もち」になり、現在に至っているようである。その正確な時期等は、定かではない。

符号

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