読み:ソウ

 時に、長い訓読みがあるとして話題に上がる字。
目次

情報

漢字
 u5b6e

意義
 子孫が栄える。

概要

大漢和辞典
 大漢和辞典には、次のように書かれている。
 【〓】 6993 ソ〓ウ 〔集韻〕徂宗切 ※韻の説明は「冬〓、平聲」
 子孫が榮える。〔集韻〕〓、子孫隆盛〓曰〓。

康熙字典
 康熙字典網上版には、次のように書かれている。
 〓 〔廣韻〕藏〓宗切〔集韻〕徂宗切〓音〓子孫隆盛〓也
 音は反切で、廣韻が「藏〓宗」、集韻が「徂宗」とし、集韻は直音法で音を「〓」と同じとする。

他の資料
 Unicodeの資料UNICODE HAN DATABASE(UniHan)には、次のようにある。
 U+5B6E kJapaneseOn SOU ZU
 UniHanでは、出典や根拠が定かではないが、音読みとして「そう」「ず」があるとする。恐らくは大漢和辞典が典拠であろう。
 角川新字源には収録されていなかった。

日本語

発音

熟語

補足
 JIS X 0208にはなく、JIS X 0212(補助漢字)で収録されたものの、JIS X 0213では収録されなかった微妙な字である。
 「なんだかとっても!いいかんじ」では、「しそんがさかえる」という訓読みを与えている。この典拠は「漢字部屋」に訓として記されていたことによる。漢字部屋は、参考文献として大漢和辞典、漢字源、新大字典、新漢語林、中華字海を挙げているが、訓を拾った元を明らかにしていない。
 恐らく、大漢和辞典にあった義「子孫が榮える」をそのまま当該サイトが訓としたものと思われる。訓読みとしては全く熟しておらず、コンセンサスも得られていない。

符号

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