読み:ト

 時に、長い訓読みがあるとして話題に上がる字。
目次

情報

漢字
 u561f

意義
  1. ほめることば
  2. ぶつぶつ呟く

概要

大漢和辞典
 大漢和辞典には、次のように書かれている。
 【〓】 4328 〔龍龕手鑑〕東徒切 〓〓〓 tu1 ※韻の説明は「虞、平聲」
 (一)ほめる詞。〔字彙補〕〓、美詞也。(二)現〓ぶつぶつ呟く。ぐづぐづ不平をいふ。
 「長い訓」として広まっている「ぶつぶつつぶやく」は第二義として定義される説明であるが、あくまで説明であって訓読みを示しているわけではない。

補足
 Unicodeの資料UNICODE HAN DATABASE(Unihan.txt)には、次のようにある。
 U+561F kJapaneseOn TO ZU
 大漢和にはト・ツとあるが、Unihanでは音読みがト・ズ(ヅ)とされ、一部の漢字字典にもこの音読みが記されている。この差異がどこから生じたのかは定かではない。
 別の資料として、ATOK2010の文字パレットでは、読みは大漢和と同じく「ト,ツ」となっている。
 また、UnicodeではG/T/K/Vの各ソースは〓口都であり、者に点がない。Jソースは未定義だが、者の旧字体・異体字が者であり、このため日本では者に点を打った字が使われるようである。

日本語

発音

熟語

符号

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