徳仁
読み:なるひと
外語:Naruhito

 第百二十六代天皇陛下であり、これを著している現代の今上である。
目次

資料

天皇

情報
 1960(昭和35)年2月23日、皇太子明仁親王殿下(当時)の第一男子として宮内庁病院で誕生された。
 出生時の御体重は2,540gとされる。

御略歴

皇居
 東宮御所

在位中の元号

皇統

父神
 父神は明仁(上皇陛下)、母神は美智子(上皇后陛下)。

皇后
 皇后は雅子(まさこ)。結婚される前は民間人で、父・小和田恆(外交官)の長女であった。
 結婚の儀の日1993(平成5)年6月9日は、去る同年4月30日に制定された法律「皇太子徳仁親王の結婚の儀の行われる日を休日とする法律」(平成5年法律第32号)により休日となった。

皇子
 皇子は一柱おられる。
  1. 敬宮愛子内親王(あいこ) (2001(平成13)年12月1日御誕生)
 皇子に皇位継承権を有するものがなく、退位後は弟である秋篠宮家に皇位が継承される見込みである。

系譜
徳仁親王(父)上皇(祖父)昭和天皇(曾祖父)大正天皇
(曾祖母)九条節子(良子女王)
(祖母)香淳皇后(良子女王)(曾祖父)久邇宮邦彦王
(曾祖母)島津俔子
(母)上皇后美智子(祖父)正田英三郎(曾祖父)正田貞一郎
(曾祖母)正田きぬ
(祖母)正田富美子(曾祖父)副島綱雄
(曾祖母)副島あや

特徴

ナルちゃん憲法
 母の美智子皇后陛下は、元民間人であった。これだけでも前例の無いことだったが、それまでの皇室での伝統や習慣のいくつかを、徳仁親王の誕生より「正田家の教育方針」に改めている。
 この教育方針を記したメモを、徳仁親王の名から「ナルちゃん憲法」という。極めて画期的な出来事だった。
 従来、皇族は皇居宮殿にて子を産むのが一般的だったが、皇后は宮内庁病院で民間人と同様に出産された。また乳人と呼ばれる制度を廃止し、自ら授乳や育児に当たっている。
 ナルちゃん憲法の内容については、各社より何冊か、育児教書として出版され説明されている。

柏原芳恵
 皇太子殿下は歌手・柏原芳恵(かしわばら・よしえ)の大ファンだった。
 イギリス留学中は部屋に柏原芳恵のポスターが貼られていたとされ、日本に戻ってからはコンサートにも出かけて話題となった。
 この時殿下は、柏原芳恵に薔薇の花を一輪贈ったが、この薔薇は東宮御所に咲いていた、エリザベス女王が紀宮清子内親王殿下(現、黒田清子様)に贈った特別品種の薔薇だった。芳恵はお礼にサイン入り写真集(もちろん水着あり)を贈ったとされる。
 皇太子殿下をも虜にした柏原芳恵。今でも殿下がファンであるかは不明である。

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