即位
読み:そくい

 天皇の位(皇位)に就く(即く)こと。
目次

概要
 天皇がその位に就く時には、三つの儀式が行なわれる。
 令和の御代、今上の場合は順に次の通り執り行なわれた。
 左に書かれたのが通称、括弧して書かれたのが本来の皇室行事で、右に書かれたものが儀式に使われるものである。

特徴

三儀式
 三つの儀式が行なわれるが、それぞれ、次の目的がある。

目的
 践祚の義は、三種の神器を持ち、皇祖に対して天皇に即位したことを伝えるためのものである。
 即位式は、高御座(たかみくら)つまり天皇がいる場所を示す玉座を使い、民に対し天皇に即位したことを伝えるものである。
 大嘗祭は、天皇が即位して最初に行なう新嘗祭をいう。この時、民の稲を、天皇は天照大神(アマテラスオオミカミ)へと捧げる儀式を行なう。ここで、天皇を通じて民と皇祖は繋がることになる。

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