宮中三殿
読み:きゅうちゅう-さんでん
宮中にある三つの神社。皇居内庭、吹上御苑の神域内に建てられている。
概要
天皇は、宮中での祭祀が本来の職務であり、国民の平和を祈ることを目的としている。
皇室による祭祀は、宮中三殿と各地の山麓で行なわれる。
祭祀は長く受け継がれ、今も変わらずに続けられている。お祭りは年間に300回以上とも言われ、ほぼ毎日行なわれている。
三殿
配置
中央が賢所、その西方に皇霊殿、東方に神殿がある。
建物の構造は三つとも同じであるが、但し賢所だけは大きく、また床も高くなっているとされる。建物は入母屋造で、木造、材質は檜である。屋根は古くは檜皮葺だったが、現在は銅瓦葺に変わっている。
構成
次の三殿よりなる。
そして三殿に附属し、次のような建物がある。
- 神嘉殿(しんかでん)
- 神楽舎(かぐらしゃ)
- 綾綺殿(りょうきでん)
- 奏楽舎(そうがくしゃ)
- 幄舎(あくしゃ)
再検索