iPhone |
辞書:通信用語の基礎知識 無線電話端末編 (WTELMP) |
読み:アイフォーン |
外語:iPhone |
品詞:商品名 |
Appleが販売する、タッチスクリーンを搭載した多機能携帯電話機の商品名。
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概要 |
製品概要 |
音楽再生機能であるiPod機能を搭載し、またインターネットに接続してWebや電子メールを使うことが出来る、多機能携帯情報端末である。
iTunesにより、手持ちのパーソナルコンピューターとデータの同期も可能。
なお、日本語カタカナ表記は「アイフォーン」とする。これはインターホンやドアホンのアイホン株式会社の商標に配慮した結果である。但し、一般の日本人ユーザーはみな「アイホン」と呼んでいるようである。
沿革 |
iPhoneはシリーズ名であり、次のような機種が発売されている。
以下は予定
製品一覧 |
仕様 |
基本仕様 |
大まかな製品仕様は、次の通り。
iOSは、Mac OS Xベースのオペレーティングシステムである。
日本版はGSMでもEDGEでもなく、既存の網(SoftBank 3GやCDMA 1X WIN)を利用する。
(初代の)iPhone |
2007(平成19)年6月29日にアメリカで発売された最初のiPhoneで、GSM端末である。iPhone OS 1.0採用。
日本はじめGSMを使用していない国では使用できない。
200万画素のカメラが搭載されている。
iPhone 3G |
2008(平成20)年7月11日に世界各国で発売された、iPhoneの2機種目。各国の3G網に対応する。iPhone OS 2.0採用。
初代iPhoneと同様の200万画素のカメラが搭載されている。
日本ではソフトバンクモバイルが独占販売した上、SIMロックが掛けられていた。
iPhone 3GS |
2009(平成21)年6月9日に世界各国で発売された、iPhoneの3機種目。iPhone OS 3.0採用。
iPhone 3Gの改良版で、CPUの高速化とバッテリーの超寿命化が図られたほか、300万画素のカメラが搭載された。
日本ではソフトバンクモバイルが独占販売した上、SIMロックが掛けられていた。
iPhone 4 |
2010(平成22)年6月24日に世界各国で発売された、iPhoneの4機種目。iOS 4採用。
iPhone 3G以来のフルモデルチェンジ機種で、デザインも大きく変わった。
CPUはApple A4となり更に高速化、また搭載カメラも500万画素となった。
日本ではソフトバンクモバイルが独占販売した上、SIMロックが掛けられていた。
iPhone 4S |
iPhone 4Sは、2011(平成23)年10月14日に世界各国で発売されたiPhoneの5機種目。iOS 5採用。日本では、ソフトバンクモバイルのほかに、auからも発売され話題となった。
iPhone 4の改良版で、筐体デザイン自体は4とほぼ同じである。ただし側面のデザインが僅かに変わっており、スイッチ位置などの違いから、ケース類は完全互換ではない。
CPUはiPad 2にも使われているデュアルコア版Apple A5となり更に高速化、また搭載カメラも800万画素となり1080pのフルHD動画撮影に対応した。
iPhone 5 |
iPhone 5は、2012(平成24)年9月21日に世界各国で発売されたiPhoneの6機種目。iOS 6採用。日本では、auとソフトバンクモバイルから発売。
液晶が大きくなり画面が広くなったほか、30ピンDockコネクタを廃止してLightningにしたり、地図をApple独自の実用にならないポンコツにするなど、多くの仕様変更がなされた。
iPhone 5s/5c |
iPhone 5sとiPhone 5cは、2013(平成25)年9月20日に世界各国で発売されたiPhoneの7機種目。iOS 7採用。日本では、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルから発売。
上位機種の5sはA7となり、モーションプロセッサー「M7」も搭載されるが、周辺デバイスについてはほぼ5のままで変更はない。
下位機種の5cは、LTEなどで対応するバンドは増えているが、ハードウェアはiPhone 5とほぼ同じ仕様である。
iPhone 6/6 Plus |
iPhone 6とiPhone 6 Plusは、2013(平成25)年9月19日に世界各国で発売されたiPhoneの8機種目。iOS 8採用。日本では、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルから発売。
筐体サイズが大型化された。6は4.7インチ、6 Plusは5.5インチである。
特徴 |
様々な機能があり、いまどきの携帯電話機としての機能は充分に備える。
しかしそこは「アメリカ製」、しかもApple製ということで、基本的な機能については日本の既存製品と大差はないが、様々な面について違いが見られる。
iPod機能 |
iTunesと同期し、iPodと同様に音楽を聴いたり、動画を見たりすることができる。
iPhoneは、動画も充分に楽しめるように3.5型の大画面液晶(iPhone 5は更に大きな4型)を搭載した。
日本の他の製品で譬えると、W-ZERO3(3.8型)よりやや小さい程度の大画面である。
電子メール機能 |
電子メールの送受信が可能。HTMLメールもそのまま表示できる。
メールの文章は、液晶画面に表示されるソフトウェアキーボードを使って入力する。
Webブラウザー機能 |
Webブラウザー機能を搭載し、Webサイトから情報を得ることができる。
搭載されるブラウザーは、KHTMLレンダリングエンジンWebブラウザー「Safari」である。OSがMac OS X系のものであるため、Mac OS X用のものをiPhone用としたものが搭載される。
電話機能 |
「Phone」と言うからには電話機なのであり、電話機能が搭載されている。
大勢で同時に会話できる「Conference」(カンファレンス)機能が搭載されている。
通話中にメールの送受信やWebブラウジングを行なうことも可能。
ウィジェット |
その他の諸機能はウィジェットと呼ばれている。
補足 |
スティーブ・ジョブズ |
iPhone開発中、プロトタイプをスティーブ・ジョブズが持ち歩き、この扱いによって概ね仕様や設計が決まったことが知られている。
iPhoneのの表面が強化ガラスのゴリラガラスなのは、ジョブズが鍵と一緒にポケットに入れて試作品の画面が傷だらけになったためで、鍵と共にポケットに入れても傷が付きにくい強化ガラスになったのである。
iPhoneは防水ではないが、もし彼がプロトタイプを水に落していれば今頃iPhoneは防水だったはずである。
脱獄 |
iPhoneは、App Store認証を通したアプリケーションつまりiPhone用の公式アプリケーションしか利用できないように制限が掛けられている。
それ以外のソフトウェアは動作しないため、Appleはあらゆるシーンから利益を得ることができる。
改造によってこの規制を逃れる者もあり、これは脱獄と呼ばれている。但し改造して故障した場合、メーカー保証外となる。
秋の季語 |
iOSの音声アシスタント機能Siriによると、iPhoneは秋の季語であるとのことである。
リンク |
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