iPhone 4S
読み:アイフォーン-フォーエス
外語:iPhone 4S
iPhoneの5機種目。
概要
2011(平成23)年10月14日に世界各国で発売された。
iOS 5採用が特徴。
日本では、ソフトバンクモバイルのほかに、auからも発売され話題となった。
特徴
仕様
iPhone 4の改良版で、筐体デザイン自体は4とほぼ同じである。ただし側面のデザインが僅かに変わっており、スイッチ位置などの違いから、ケース類は完全互換ではない。
CPUはiPad 2にも使われているデュアルコア版Apple A5となり更に高速化、また搭載カメラも800万画素となり1080pのフルHD動画撮影に対応した。
通信仕様
一つのモデルでW-CDMA(UMTS)とCDMA(EV-DO Rev.A)に対応するほか、従来は別モデルだったGSMも統合され、1モデルで3方式に対応する。なお、ソフトバンクモバイルとauでは使用する網が異なるため、通信速度も異なる。
- ソフトバンクモバイル
- W-CDMA(HSPA) 下り最大14.4Mbps、上り最大5.76Mbps
- au
- CDMA版(CDMA EV-DO Rev. A) 下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbps
ただしどちらも理論値に過ぎず、現実にはこのような速度が出ることはない。
発売前から、この件が話題となった。2011(平成23)年10月5日、孫正義社長は何の根拠もなく、ソフトバンクの方が速いのかという質問に「はい」と回答した。
発売後、各地で実際に速度が計測されたところ、予想どおり、auの方が圧倒的に速かった。それも、2倍や3倍どころではない、圧倒的な差が存在したのである。
その後
2013(平成25)年、次の次となる機種iPhone 5s/iPhone 5cが発表された。これに伴い、iPhone 5は消滅し、iPhone 4Sの8GBモデルは2年契約を条件とした無料配布の端末となった。
発売から2年が過ぎたiPhone 4Sは、途上国向けの端末となったと言える。
ただ日本などでは、もはや4Sは選択肢にない。なぜなら4Sは30ピンDockコネクタであり現在の主流Lightningではないこと、4Sでは使えないソフトウェア機能も多いことなどが理由に挙げられる。
そこでAppleは、無料化した4Sの代わりの、先進国向けの廉価版としてiPhone 5cを用意したと言える。
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