W-CDMA
読み:ワイドバンド-スィーディーエムエイ
外語:W-CDMA: Wideband Code Division Multiple Access
第三世代(3G)携帯電話の無線通信技術の一つ。
概要
NTTドコモが通信機器メーカーと協調して開発した、広い周波数帯域を使用したDS-CDMA方式の通信システムである。
IMT-2000で正式採用された。IMT-2000ではIMT-DS(Direct Spread)と呼んでいる。
同様にして欧州はUTRA-FDD(UMTS Terrestrial Radio Access-FDD)を提案したが、技術的に似通っていたため比較的すんなりと統一化された、とされている。
このためこの技術は、日米圏ではW-CDMAまたはIMT-DS、欧州ではUTRA-FDD、と呼ばれるようになる。
特徴
技術
技術的には、広帯域を用いたFDD-CDMAである。
帯域幅は、1.25MHzや5MHzが使われている。
周波数帯
使われる周波数は各国の事情から様々だが、現在は概ね次の四種類に分類できる(周波数順)。
- 2100MHz帯 ‐ 日本、アジア、欧州
- 1900MHz帯 ‐ 北米
- 900MHz帯 ‐ 英国、豪州、タイなど
- 850MHz帯 ‐ 豪州、米国
周波数帯については3GPPによって標準規格化され、俗に「3GPP周波数」と呼ばれている。
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