フルHD
読み:フル-エイチディー
外語:full HD
ワイド画面用の画面の画素数(画面解像度)に対する通称の一つで、テレビ受像機などの製品において、HDTV解像度以上の解像度を備えたもののこと。
概要
HDTVで一般的なのは、1080i(1125i)解像度(有効画素数1,920×1,080)の放送であり、この解像度以上に対応するものを一般に「フルHD」という。
「フルHD」対応の高級なビデオカメラでは、1080pで撮影できるものもある。
「フルHDパネル」と表示する製品は、水平1,920ピクセル×垂直1,080ピクセルの解像度を備えたパネル(液晶パネルやプラズマパネルなど)を用いている。
かくして、フルHDと表示された製品では、フルにHDの解像度を楽しむことができる。
特徴
普及
2010(平成22)年以降頃から、地上デジタルテレビジョン放送(地デジ放送)対応のワイドテレビなどAV用途で広く普及し主流となった。
これに伴い、パーソナルコンピューター用の一般的なディスプレイ装置(概ね21型以上)でも広く採用され、廉価なものは殆どがフルHD(店頭では16:9と表示されていることが多い)となった。
製品
PC用として、近年はよく使われるようになったが、横に対して縦が狭いため、窮屈な印象を受ける人が多い。
PC向けワイドディスプレイとしては以前は、縦横比16:10(8:5)程度が普及していたため、これに対応する1,920×1,200のWUXGAがフルHDの対抗ということになるが、価格差が大きい。
2011(平成23)年現在、フルHDの22型程度の製品が1万円台からあるのに対し、WUXGAの同型は5万円以上するものが多い。
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