SMTPサーバー |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術郵便編 (CTMAIL) |
読み:エスエムティーピーサーバー |
外語:SMTP server |
品詞:名詞 |
メールサーバーの一つで、電子メールの送信に用いられるサーバー。末尾の音引きを略して「SMTPサーバ」とも。
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概要 |
SMTPという、現在最も普及している電子メール送信用の通信プロトコルをサービスするサーバーである。
各端末は、このサーバーへアクセスし、メールを送信する。
SMTPを使って電子メールを送信するためには、最低でも一つは必要になる。
特徴 |
運用 |
一般家庭であれば、ISP(インターネットサービスプロバイダー)が運用するSMTPサーバーを利用する。ISP契約時に、電子メールの設定方法がユーザーに対して通知される。
企業や大学等の機関の場合、各機関が独自に運用することが多い。
野良SMTPサーバー |
SMTPサーバー自体は誰でも設置できるものである。しかし近年はスパムが深刻な問題となっており、様々な対策が講じられるようになってきた。
自前で設置したSMTPサーバーは、俗に「野良SMTPサーバー」と呼ばれる。
近年の通信ポリシーでは、ISPが顧客に動的に割り当てたIPアドレスからISP外部に向けたSMTP接続を禁止する「OP25B」(Outbound Port 25 Blocking)を導入するISPが増えている。このため野良SMTPサーバーを用意しても送信すること自体できない。
但し海外ではそうでもないため、メールヘッダーのReceivedを参照し、逆引きなどをして野良SMTPサーバーと判断されるものを排除するような動きも出ている。
リンク |
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