SMB (プロトコル)
読み:エスエムビー
外語:SMB: Server Message Block
Microsoft Windows間でのファイル共有やプリンター共有を実現する通信プロトコル。
概要
元々は、IBMがPC DOS用に開発したものが初出で、これをMicrosoftが大幅な改良をして実用化した。
また、Sun MicrosystemsのWebNFSに対抗するため、MicrosoftはこれをCIFSとして汎用化し、当時のWindowsでは使われていなかったシンボリックリンクやハードリンクといった機能にも対応させた。
CIFSの一部はI-Dとして提案されたが、RFCにはならず、そのまま期限切れで消滅した。
なお、SMPやCIFSのプロトコル仕様は、msdnで公開されている。
特徴
バージョン
これを著している時点で、3種類のバージョンがある。
- SMB
- SMB2 Windows Vistaから対応
コマンドの整理を実施。パイプライン化機構の導入。
また、SMB(1)では殆どの値が16ビットだったが、SMB2では多くが32ビットや64ビット化された。
- SMB3 RDMA(Remote Direct Memory Access)によるファイル転送パフォーマンスの大幅な向上
Windows
SMB2以降は、Windowsのバージョンとしては、Microsoft Windows NTのバージョン6.0以降で対応する。
- SMB 2.0
- SMB 2.1
- SMB 3.0 (旧称SMB 2.2)
- SMB 3.02
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