RNR (HDLC)
読み:アーエンアー
外語:RNR: Receive Not Ready
ビジー状態であることの通知する、HDLCにおける確認フレームの一つ。
概要
HDLCにおける制御フレームの一つで、Sフレーム(監視フレーム)の一つ。
コマンドとレスポンスの双方で用いる。
符号の形式
LAPBの基本(モジュロ8)動作では、制御フィールドCは次のようになる。
- N(R) (3ビット、ビット8〜6)
- P/F (1ビット、ビット5)
- Frame (4ビット、ビット4〜1) 常に0101
LAPBの拡張(モジュロ128)動作およびLAPDでは、制御フィールドCは次のようになる。
- 1オクテット目
- 2オクテット目
- N(R) (7ビット、ビット8〜2)
- P/F (1ビット、ビット1)
特徴
用途
ビジー状態で、それ以上の情報フレーム(Iフレーム)の受け入れ不可能の旨を表わすほか、N(R)-1までの情報フレームを正しく受信したことを通知するのに用いる。
受信が可能になった場合は、RRコマンドを送出することでRNR状態を解除する。
関連
このRNRは、HDLCレベルつまりレイヤー2相当での通知である。
RNRは、X.25でも同名のものがあるが、こちらはレイヤー3相当であり、このHDLCのRNRとは異なる。X.25のRNRは、LAPB/LAPDとしてはIフレームとして送られることになる。
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