PPPを構成するリンク層制御プロトコル(LCP)の一つで、PPP上でのユーザーIDとパスワードの認証用プロトコル。

RFC 1334(PPP認証プロトコル群)で規定されるが、RFC 1994によってObsoletes(破棄)されており、既に過去のプロトコルである。

目次 特徴 認証手順

特徴

特徴はそのシンプルさで、一切の暗号化なしで回線上に情報を流す2ウェイハンドシェイク式認証である点である。

PPPプロトコルフィールドは、0xc023である。

認証手順

まずは、PAPを使うという設定を行なう。LCP通信設定オプションのType=3、Length=4、Data=0xc023とする。以降は、PPP上でProtocol=0xc023として、PAPパケットを交換する。

大雑把には、次の手順で認証を行なう。

1. 認証要求(Authenticate-Request)として、IDとパスワードを投げる
2. 内容に応じ、Authenticate-AckまたはAuthenticate-Nakを返す。

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