JIS X 0208-1990
読み:ジスエックスゼロにーゼロはち-いちきゅうきゅうゼロ
外語:JIS X 0208-1990
JIS X 0208
の1990(平成2)年版。JIS X 0208-1990情報交換用漢字符号。
目次
仕様
概要
沿革
他のISO登録状況
JIS X 0208-1983との差異
追加
字体変更
符号
仕様
概要
JIS C 6226-1978
に対して行なわれた二回目の改定版で、第三次規格と呼ばれる。
文字の追加と、字形の変更が行なわれており、やはり互換性が損なわれている。
第1水準漢字
2,965文字、
第2水準漢字
3,390文字、非漢字524字で、合計6,879文字が収められている。
沿革
1978(昭和53)年1月1日: JIS C 6226制定 (
JIS C 6226-1978
)
1983(昭和58)年9月1日: JIS C 6226改正 (JIS C 6226-1983)
1987(昭和62)年3月1日: JISの情報部門(X)新設に伴い規格番号変更、JIS C 6226-1983→
JIS X 0208-1983
1990(平成2)年9月1日: JIS X 0208改正 (JIS X 0208-1990)
他のISO登録状況
ISO-IR 168として登録されている。
ISO-IR 168の
ISO/IEC 2022
における
エスケープシーケンス
は次のとおり。
G0: ESC 2/6 4/0 ESC 2/4 4/2
G1: ESC 2/6 4/0 ESC 2/4 2/9 4/2
G2: ESC 2/6 4/0 ESC 2/4 2/10 4/2
G3: ESC 2/6 4/0 ESC 2/4 2/11 4/2
前の第二次規格(1978年版)との差は僅かであるので、終端文字はそのままで、
更新シーケンス
(ESC 2/6 4/0)が追加された。
JIS X 0208-1983との差異
漢字2字が追加され、漢字225字の字体変更が行なわれた。
この理由の一つは、1990(平成2)年3月1日に「人名用漢字別表」に追加された118字に対応するためである。
追加
追加された字は、次の2字である。
凜
熙
追加された符号位置は、84区05点と06点である。
字体変更
225字の字体が変更された。
なお、この変更は印刷文字が一般書籍用の字体から平成明朝体に変更されたことによるものである。
符号
この
文字集合
(
CCS
)を用いた代表的な符号化方法(
CES
)は、次の通りである。
但し、ISO/IEC 2022系に関しては規格上、ESC 2/6 4/0などのエスケープシーケンスについて明記していないため、正確には対応しているとは言えないとする論もある。
ISO/IEC 2022
系
ISO-2022-JP
(RFC 1468)
ISO-2022-JP-1
(RFC 2237)
ISO-2022-JP-2
(RFC 1554)
ISO-2022-JP-3
(
JIS X 0213:2000
)
ISO-2022-JP-3-plane1
(JIS X 0213:2000)
ISO-2022-JP-3-strict
(JIS X 0213:2000)
ISO-2022-JP-3-compatible
(JIS X 0213:2000)
ISO-2022-JP-2004-plane1
(
JIS X 0213:2004
)
ISO-2022-JP-2004-strict
(JIS X 0213:2004)
ISO-2022-JP-2004-compatible
(JIS X 0213:2004)
EUC-JP
系
EUC-JP
EUC-JISX0213
EUC-JISX0213-plane1
EUC-JIS-2004
EUC-JIS-2004-plane1
シフトJIS
系
Shift_JIS
Shift_JISX0213
Shift_JISX0213-plane1
Shift_JIS-2004
Shift_JIS-2004-plane1
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