JIS X 0201
読み:ジスエックスゼロにーゼロいち
外語:JIS X 0201

 JIS X 0201情報交換用符号。ISO/IEC 646の日本仕様で、1バイトの英数字・記号・片仮名類が含まれる。
目次

仕様

特徴
 これは8ビットの文字コード仕様で、前半の7ビットがISO/IEC 646に準拠した英数記号、後半の7ビットがカタカナ文字集合となっている。
 前半の英数記号文字については、ASCIIとの違いは円記号(\)とオーバーライン( ̄)のみ、それ以外はASCIIと同じである。

沿革

他のISO登録状況
 左側(ローマ字集合)と、右側(カタカナ集合)でそれぞれ登録されている。
 左側(ローマ字集合)はISO-IR 14として登録されている。
 ISO-IR 14のISO/IEC 2022におけるエスケープシーケンスは次のとおり。
 左側(カタカナ集合)はISO-IR 13として登録されている。
 ISO-IR 13のISO/IEC 2022におけるエスケープシーケンスは次のとおり。

インターネット
 左側(ローマ字集合)は、以前より各方面から嫌われており、Unicodeの時代になり相互変換不可能となってからは更に嫌われるようになった。
 右側(カタカナ集合)については、昔のパソコン通信派と最近ネットを始めた層には好評である(というよりは必要不可欠(?)で生活(?)に欠かせない(?))が、ネットニューズあたりでは宗教的に嫌われ、今でもそれは同様で、両者の確執は広がるばかりである。
 趣味の問題、そもそも半角とは何か論など様々な議論が繰り広げられることになるが、思想的な問題は捨て置くとしても、RFCとしては、使うことは望ましくないとしている。

左側(ローマ字集合)
 RFC 2046ではUS-ASCIIの変種をインターネットメールで使用することについて
 use in Internet mail is explicitly discouraged (使うべきではない)
 としているため、この規定に従うとすると JIS X 0201や、JIS X 0201を用いているシフトJISなどはインターネットメールで使用すべきではない。

右側(カタカナ集合)
 カタカナも、ISO/IEC 2022では終端文字が割り当てられているため問題なく利用可能だが、よく使われているサブセット集合ISO-2022-JPでは、JIS X 0201カナは定義されていない。
 従って、charset=iso-2022-jpとしながらJIS X 0201カナを使うのはRFC違反である。

JIS X 0201ローマ字セット
 上位4ビット
01234567
0NULDLESPC0@P`p
1SOHDC1!1AQaq
2STXDC2"2BRbr
3ETXDC3#3CScs
4EOTDC4$4DTdt
5ENQNAK%5EUeu
6ACKSYN&6FVfv
7BELETB'7GWgw
8BSCAN(8HXhx
9HTEM)9IYiy
10LFSUB*:JZjz
11VTESC+;K[k{
12FFFS,<L\l|
13CRGS-=M]m}
14SORS.>N^n
15SIUS/?O_oDEL

JIS X 0201カタカナセット
 上位4ビット
89101112131415
0PADDCS   
1HOPPU1  
2BPHPU2  
3NBHSTS  
4INDCCH  
5NELMW  
6SSASPA  
7ESAEPA  
8HTSSOS  
9HTJSGCI  
10VTSSCI  
11PLDCSI  
12PLUST  
13RIOSC  
14SS2PM  
15SS3APC  

対応する言語
 JIS X 0201が公式ないし事実上、対応できる言語は以下のとおり。配列順序は日本語名の50音順による。括弧内はISO 639で規定される2文字の言語コードである。
 また次の言語は、JIS X 0201でもISO/IEC 646でも表現できる。

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