IVS |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術文字用語編 (CTCHRY) |
読み:アイヴィーエス |
外語:IVS: Ideographic Variation Sequence |
品詞:名詞 |
Unicodeにおいて、異体字を表わすための符号列のこと。
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概要 |
UnicodeやISO/IEC 10646においては、異体字セレクター(VS)と呼ばれる文字を組み合わせて表現される。
基本となる文字に対し、異体字を指定するVSを後置することで、その符号列をもって一つの字とみなす。この機構を、異体字シーケンス、略してIVSという。
特徴 |
仕様 |
基本となる文字は、VSで表わすことができる全ての文字が包括された存在として扱う。
IVSでは、VSのうちU+E0100〜U+E01EFの範囲を用いる。240種あるので、理論上240の異体字を管理できる。
IVSがどの文字に対応するのかは、IVDと呼ばれるデータベースで管理される。
実装 |
オペレーティングシステムとしては、Windowsで最初に漢字の異体字セレクター(U+E0100以降)に対応したのはMicrosoft Windows 7である。
但し、標準添付されるフォント(メイリオなど)はIVS対応ではなかった。
リンク |
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