ISO/IEC 8859-1
読み:アイエスオウ-アイイースィー-はちはちごーきゅう-いち
外語:ISO/IEC 8859-1

 ISOによって規定された文字集合の規格ISO/IEC 8859のうち1番目の仕様。この仕様はLatin-1とも呼ばれ、西欧言語に対応するラテン文字セットを定義する。
 CHARSET_NAME(CCS名)は「ISO-8859-1」である。
目次

概要
 ISO/IEC 8859の中でも特に重要と考えられる仕様で、ASCII文字集合の全てを含む拡張仕様として、既にASCIIに取って代わっている。
 ISO/IEC 10646Unicodeの先頭256字は、このASCII+ISO/IEC 8859-1と同一であることも特筆に値するところである。
 西欧圏で不足する幾つかの文字を追加した、この文字集合の後継はISO/IEC 8859-15(Latin-9)である。

仕様

沿革

他のISO登録状況
 標準版はISO-IR 100として登録されている。
 ISO-IR 100のISO/IEC 2022におけるエスケープシーケンスは次のとおり。
 10/4にある通貨符号〓をユーロ記号EURに置換したものがISO-IR 204として登録されている。
 ISO-IR 204のISO/IEC 2022におけるエスケープシーケンス次のとおり。

ISO/IEC 8859-1文字セット
 上位4ビット
2/103/114/125/136/147/15
0NBSP°A`DDa`dd
1!±A'N~a'n~
2¢2A^O`a^o`
3£3A~O'a~o'
4'O^o^
5\μA゚O~a゚o~
6AEae
7§C,×c,÷
8¨E`Oe`o
9(C)1E'U`e'u`
10E^U'e^u'
11U^u^
121/4I`i`
13SHY1/2I'Y'i'y'
143/4I^i^
15β

対応する言語

完全対応
 ISO/IEC 8859-1が公式ないし事実上、対応できる言語は以下のとおり。配列順序は日本語名の50音順による。括弧内はISO 639で規定される2文字の言語コードである。

ほぼ対応
 一部文字が不足するため、完全対応になっていない言語は次の通り。
 この他チェコ語やエストニア語などで使用する「S^」「s^」「〓」「〓」はISO/IEC 8859-2などに存在するほか、このISO/IEC 8859-1のWindows独自拡張であるWindows-1252に上位互換で追加されている。

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