日本国で開発された地上デジタルテレビジョン放送の規格。統合ディジタル放送サービス。
NHKが中心となって開発され、日本で採用されているほか、海外でもブラジルから始まり中南米で主に採用されている。
テレビ、ラジオ、情報すべてを統合して扱うことができる。
次のように分類される。
日本方式
日本のものは、2012(平成24)年から本格運用というにも関わらず、既に時代遅れだったMPEG-2が符号に採用された。
- 映像: MPEG-2 Video (ISO/IEC 13818-2, ARIB STD-B32)
- 音声: MPEG-2 AAC (ISO/IEC 13818-7, ARIB STD-B32)
- 情報: BML (ARIB STD-B24)
- 同期多重化: MPEG-2 System (ISO/IEC 13818-1, ARIB STD-B10)
ブラジル方式
日本の働きかけによりブラジルもISDB-Tを採用した。しかしMPEG-2は既に時代遅れであるため、ブラジルが採用するにあたっては、これをMPEG-4に変更した。
この仕様は、ブラジル・ポルトガル語でSBTVD(Sistema Brasileiro de Televisa~o Digital)とも呼ばれている。
詳細は定かではないが、BMLなどという珍奇な仕様も採用せず、Nested Context Language(NCL)やJavaアプリケーション等に対応する、ミドルウェア「Ginga」(銀河)を採用したとしている。
ISDB採用国は次の通り(採用順)。
- 日本国
- ブラジル連邦共和国 (2007(平成19)年12月2日〜放送開始)
- ペルー共和国 (2010(平成22)年3月30日〜放送開始)
- アルゼンチン共和国 (2010(平成22)年4月28日〜放送開始)
- チリ共和国 (2010(平成22)年9月14日〜放送開始)
- パラグアイ共和国 (2011(平成23)年8月15日〜放送開始)
- コスタリカ共和国 (2012(平成24)年3月19日〜放送開始)
- ベネズエラ (2013(平成25)年2月20日〜放送開始)
- フィリピン共和国 (2015(平成27)年2月11日〜放送開始)
- ウルグアイ東方共和国 (不明)
- アンゴラ共和国
- エルサルバドル共和国
- キューバ共和国
- モザンビーク共和国
- ベリーズ
- エクアドル共和国
- グアテマラ共和国
- スリランカ民主社会主義共和国
- ニカラグア共和国
- ボツワナ共和国
- ボリビア多民族国
- ホンジュラス共和国
- モルディブ共和国
用語の所属
テレビ
地上デジタルテレビジョン放送
関連する用語
ディジタルテレビ
ディジタルラジオ