ICMPv6
読み:アイスィーエムピーヴィーろく
外語:ICMPv6: Internet Control Message Protocol for IPv6

 IPv6の機能の一部で、IPv6内のプロトコルエラーを制御するためのプロトコル。
目次

概要
 RFC 4443で規定されており、IPv6上で動作する。IPv6の次ヘッダー番号は1。
 IPv4ではICMPが相当する。

機能
 ルーティングテーブルの保守などが基本機能で、用途は元となったICMPとほぼ同じである。
 但し、メッセージタイプフィールドの番号はIPv4用の旧ICMPと互換性がない。これは、アドホックな設計だった旧ICMPに対し、ICMPv6では0〜127がエラーメッセージ、128〜255が情報メッセージ、と明確に区別し整理したためである。
 ネットワークの診断に使うpingtracerouteなどで使われている。

技術

ICMPv6ヘッダー
 ヘッダー長は4オクテット以上の不定長。
 
 先頭より順番に、次の情報が格納される。

メッセージ
 注記なきものはRFC 2463で規定される。
TypeMessage意味
1Destination Unreachable宛先到着不能通知
2Packet Too Big巨大パケット通知
3Time Exceeded時間切れ通知
4Parameter Problemパラメーター異常通知
100Private experimentationプライベートな実験 (RFC 4443)
101Private experimentationプライベートな実験 (RFC 4443)
127ICMPv6 error messagesICMPv6エラーメッセージ拡張用の予約 (RFC 4443)
128Echo Requestエコー要求
129Echo Replyエコー応答
200Private experimentationプライベートな実験 (RFC 4443)
201Private experimentationプライベートな実験 (RFC 4443)
255ICMPv6 informational messagesICMPv6情報メッセージ拡張用の予約 (RFC 4443)

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