IPv4
読み:アイピーヴィーよん
外語:IPv4: Internet Protocol version 4
IPと呼ばれるプロトコルのうち、プロトコルヘッダー(IPv4ヘッダー)のIPバージョンフィールドが4であるもの。
概要
IPとして最初に普及したプロトコルである。2008(平成20)年現在、一般にIPと呼ばれるものは、このIPv4である。
特徴は、宛先を表わすIPアドレスが32ビットである点である。これをIPv4アドレスという。
EtherType(Ethernetフレームタイプ番号)は0x0800である。
特徴
普及
このプロトコルは比較的長く使われ、インターネット創生にも重要な役割を果たしてきた。
しかしインターネットが普及した結果、32ビットのアドレスは枯渇寸前となっており、早ければ2010(平成22)年頃には新規の割り当てが不可能になると見られている。
後継
後継は、IPバージョンフィールドを6としたIPv6となることが決定している。
これはアドレスが128ビットに増えたため、地球だけで使う分には枯渇の恐れはないと考えられている。しかしIPv4と全く異なるプロトコル(つまり、互換性がない)であるため、いつ頃に普及が始まるかは定かでない。
関連RFC
- RFC 791 ‐ Internet Protocol
- RFC 917 ‐ Internet Subnets
- RFC 919 ‐ Broadcasting Internet Datagrams
- RFC 922 ‐ Broadcasting Internet Datagrams in the Presence of Subnets
- RFC 950 ‐ Internet Standard Subnetting Procedure
- RFC 1112 ‐ Host Extensions for IP Multicasting
- RFC 1518 ‐ An Architecture for IP Address Allocation with CIDR
- RFC 1519 ‐ Classless Inter-Domain Routing (CIDR): an Address Assignment and Aggregation Strategy
- RFC 1817 ‐ CIDR and Classful Routing
- RFC 1918 ‐ Address Allocation for Private Internets
- RFC 2101 ‐ IPv4 Address Behaviour Today
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