HD-PLC |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術物理層編 (CTPMD) |
読み:エイチディー-ピーエルスィー |
外語:HD-PLC |
品詞:名詞 |
日本の業界団体HD-PLCアライアンスにより作られた電力線搬送通信の規格。
|
概要 |
パナソニックを中心に結成されたHD-PLCアライアンスにより策定された、家庭用の電力線を利用して通信をする高速PLCの規格である。
海外の類似規格と比して、周波数利用効率が高い「Wavelet-OFDM」方式の採用などで高速な通信を可能とした。
HD-PLCは2〜28MHzを用いて最大240Mbps(第3世代での理論値)、実測値はその半分程度で、最大通信距離は屋内で200mである。
2012(平成24)年に、第3世代HD-PLCがIEEE 1901として標準化された。
特徴 |
ノッチフィルター |
採用しているWavelet-OFDMは柔軟なフィルター機能を持っており、外部回路を使用せずに特定周波数の減衰(バンドエリミネーションフィルター、別名ノッチフィルター)が可能。
使用帯域中、アマチュア無線およびラジオNIKKEIが使う周波数帯については減衰が掛けられており、既存機器への干渉が回避されている。なお、これは利用者が解除することはできない。
世代 |
リンク |
通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022) Search System : Copyright © Mirai corporation Dictionary : Copyright © WDIC Creators club |