FOMAプラスエリア
読み:フォーマ-プラスエリア
NTTドコモの、IMT-2000方式携帯電話シリーズFOMAで利用可能なサービスエリアの一つ。
概要
NTTドコモの第二世代携帯電話であるPDCが用いていた800MHz帯や、1.7GHz帯を用いたサービスエリアである。
但し、PDCとFOMAは全く無関係のシステムである。PDCとFOMAの両方のネットワークに対応しているわけではなく、800MHz帯であってもFOMAの3Gの機構が使われている。
特徴
由来
FOMAが用いている2GHz帯は直線性が高いことから山間部などでは電波が届きにくいという問題があった。
そこで、廃止が決定しているPDC用の電波帯(800MHz帯)の一部削減を行ない、その分をFOMAへと振り分けることとした。
周波数帯が異なるため専用に対応した端末が必要となるが、提供されるサービスは全く同一となっており、また追加料金も不要となっている。
バンド
FOMAは3GPPの呼称でいうところのバンドI(2GHz帯)に対応した電話機だった。
ここに新たに800MHz帯のバンドVI(800MHz帯)と、回線逼迫への対応のため東名阪エリアで利用できるバンドIX(1.7GHz帯)を追加し、もって対応機はトライバンド機となった。
なお、バンドVIは、3GPPのバンドXIXとしても利用可能になる予定である。
対応機種
FOMAでは、初期の端末以外の全機種で対応している。
90Xでは901iSシリーズ以降全機種、70Xでは700iS以降の全機種が対応する。
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