FOMA
読み:フォーマ
外語:FOMA: Freedom Of Mobile multimedia Access
NTTドコモのIMT-2000のサービス名。DS-CDMA(W-CDMA)方式で、384kbpsの高速パケット通信を最大の特徴とする、いわゆる3Gの一つ。
概要
iモードやiアプリも、384kbpsの高速パケット通信で利用可能。
サービス開始時の端末は、FOMA N2001、カメラ内蔵のFOMA P2101V、データ通信用のPCカード型FOMA P2401の3機種。
FOMAのFはFreedomの略とされるが、他にFrontier、Future、Flexibleなどの意味も含まれているとされている。
沿革
- 2001(平成13)年10月1日: サービス開始
- 2002(平成14)年秋: 約13万契約
- 2003(平成15)年3月: 20万契約突破
- 2003(平成15)年4月: 40万契約突破
- 2003(平成15)年7月: 60万契約突破
- 2003(平成15)年9月30日: 100万契約突破
- 2003(平成15)年11月21日17:00(@375): 150万契約突破
- 2004(平成16)年1月29日: 200万契約突破
- 2004(平成16)年3月30日: 300万契約突破
- 2004(平成16)年5月31日: 400万契約突破
- 2004(平成16)年6月1日: パケット通信料定額サービス「パケ・ホーダイ」開始
- 2004(平成16)年7月19日: 500万契約突破
- 2005(平成17)年1月20日: 900万契約突破
- 2005(平成17)年2月21日: 1,000万契約突破
- 2005(平成17)年12月29日: 2,000万契約突破
- 2006(平成18)年3月1日: 「パケ・ホーダイ」、全料金プランで適用可能となる
- 2006(平成18)年11月4日: 3,000万契約突破
特徴
FOMAは、本サービス開始から約1年、2002(平成14)年秋時点で約13万契約と伸び悩み、対抗のau by KDDIのCDMA2000 1x(後のCDMA 1X)の約265万契約に大きく差を付けられた。
iモーションなどのサービスを頑張ってはいたものの、通信料が高い、そもそも需要があまり大きくない、魅力的な端末製品がタイミングよく発売できなかった、などの理由によりなかなか軌道に乗らなかったからである。
が、基地局などの設備投資や新機種の大量投入、さらにはauのパケット定額サービス(auの現在のサービス名はダブル定額)にならって「パケ・ホーダイ」を開始したりなどの施策により、ようやく情況が好転した。
これらによりパケット代の安さが認識されたのか、2003(平成15)年に入ってからは加入者にも弾みがつき、徐々に伸びに加速を付け始めた。こうして本サービス開始から約4年で2,000万契約突破し、その翌年には3,000万契約を突破した。
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