EVRC
読み:イーヴィーアースィー
外語:EVRC: Enhanced Variable Rate Codec

 CDMA2000で用いられている音声コーデック
目次

概要
 cdmaOneの時代から使われているコーデックである。
 1997(平成9)年にEIA/TIAの標準規格(IS-127)となった。その後3GPP2で採用され、CDMA2000でも標準のコーデックとして使われている。

特徴

種類
 次の種類がある。

符号化
 EVRCは単純な波形符号化とは異なり、分析合成符号化、もしくはボコーダ(vocoder: VOice CODER)と呼ばれている方法で、波形の分析情報と、原音を生成するための情報という二つの情報に符号化する。
 PHSADPCMなどと比較すると演算処理が重くなるが、情報量を小さくすることが可能なため低ビットレート回線でも使える圧縮技術である。実際には聴感特性を利用した非可逆圧縮なども併用し、更に情報量を小さくしている。

RTP
 EVRCはインターネットでも使われることがある。
 RTPで送信するための仕様については、RFC 3558RFC 4788RFC 5188で規定されている。

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