着信課金
読み:ちゃくしんかきん
通常は発信者が払うべき通話や通信などの料金を、着信者が払うこと。およびそのようなサービスのこと。
目次
状況
起源
現状
着信番号が0120だった
サービス
番号ごと
事業者ごと
状況
起源
日本では、民営化され、分割される前の
NTT
が1985(昭和60)年12月にサービスを開始した、
0120
から始まる
フリーダイヤル
が初である。
NTT分割後は、フリーダイヤルは
NTTコミュニケーションズ
のサービスとなった。
現状
KDDI
やかつての
日本テレコム
など、各事業者も特殊な着信課金サービスを提供していたが、現在では販売を終了している。
これは、
携帯電話
や
IP電話
など電話の種類が増えて来た昨今において、それら全てを正しく交換して着信を受けさせることが困難となってきたことや、その番号が無料かどうか分かりにくいという問題があったからである。
現在では、
番号ポータビリティ
によって、従来NTTが持っていた0120の番号範囲も他社が利用可能となったため、着信課金は0120と0800に集約されている。
着信番号が0120だった
現在は、携帯電話機でも固定電話でも、
ナンバー・ディスプレイ
やそれに類するサービスが普及、一般化した。
結果、番号を通知することで自分から
発信
したことを簡単に相手に伝えることができる。NTTその他の電話会社は、「特定番号通知」(これはNTT地域会社の商品名)などとして、任意の番号を発信元番号として相手に通知できる。
この時、0120や0800など着信課金の番号を通知すれば、相手が折り返す時に相手に電話代を支払わせないで済むという利点がある。
もちろん、0120や0800を通知して発信するときの電話代は、発信者が支払う。それはあくまで通常の通話であり、0120や0800の番号を相手に通知しているに過ぎないからである。
サービス
番号ごと
番号ごとの、各サービスと提供事業者を次に示す。
0120
フリーダイヤル
(
NTTコミュニケーションズ
)
フリーアクセス
(
NTT地域会社
)
フリーコールDX
(
KDDI
)
フリーコールスーパー
(
ソフトバンクテレコム
)
フュージョン・フリーボイス (フュージョン・コミュニケーションズ)
0800
フリーアクセス (NTT地域会社)
フリーコールDX (KDDI)
フリーコールスーパー (ソフトバンクテレコム)
フュージョン・フリーボイス (フュージョン・コミュニケーションズ)
0070
-800
(廃止)
KDDフリーフォン
(KDDI、旧
KDD
)
0077-7
フリーコールDX
(KDDI、旧
DDI
)
0088-2
フリーコールスーパー
(ソフトバンクテレコム、旧
日本テレコム
)
事業者ごと
事業者ごとの、各サービスと番号を次に示す。
フリーダイヤル
(
NTTコミュニケーションズ
)
0120-XX-XXXX
フリーアクセス
(
NTT地域会社
)
0120-XX-XXXX
0800-XXX-XXXX
フリーコールDX
(
KDDI
)
0077-70XX
0077-71XX
0077-75-XXX
0077-78-XXXX
0120-XX-XXXX
0800-XXX-XXXX
フリーコールスーパー
(
ソフトバンクテレコム
)
0120-XX-XXXX
0800-XXX-XXXX
0088-21-XXXX (新規販売終了)
0088-22-XXXX (新規販売終了)
0088-24-XXXX (新規販売終了)
0088-25-XXXX (新規販売終了)
フュージョン・フリーボイス
0120-963-XXX
0120-979-XXX
0120-987-XXX
0800-600-XXXX
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