ツーカーグループ
読み:ツーカーグループ
外語:TU-KA group

 ツーカーホン関西、ツーカーセルラー東京、ツーカーセルラー東海の三社のこと。
 最後まで「ツーカー」のブランド名でサービスを提供した。
 携帯電話グループの再編後はDDI、後のKDDIグループの企業となって、同社のauとは違うコンセプトによる商品展開をした。
目次

略史

日産時代
 元々、ツーカーグループのうちツーカーホン関西は日産自動車、ツーカーセルラー東京/ツーカーセルラー東海は日産とDDI(後のKDDI)の共同事業であった。
 しかし1999(平成11)年10月に日産が携帯電話市場から撤退することになり、日産の株式はDDIに渡り、DDIはツーカーグループの筆頭株主となった。
 また、ツーカーグループの関連企業だったデジタルツーカーの日産の株式は日本テレコムに渡っている。

日産後
 2004(平成16)年6月末現在、三社計の加入者数は約360万件である。KDDIはツーカーセルラー東京に約61%、ツーカーセルラー東海に約60%、ツーカーホン関西に約53%を出資し筆頭株主となっていた。
 音声とメールに顧客ターゲットを絞り込んだ「シンプル」を売りにした結果、営業利益を大幅に改善した。そして2004(平成16)年7月29日、KDDIは少数株主から株式を買い取ることで100%子会社化することを発表し、2005(平成17)年3月頃に遂にKDDIの100%完全子会社となった。

KDDI時代
 一時は売却も検討されたものの、若者向けのauと高齢者に人気のツーカーでは競合しないと判断され、2005(平成17)年10月1日には遂にツーカーグループ3社を吸収合併し、ツーカーのブランドはそのままauと併存された。
 但し、2Gであるツーカーは収束の対象であった。ツーカーが3Gに移行するか、auで統一するか検討された結果、auで統一する方向でまとまった。
 後にツーカーの利用者もauの家族割引の対象に加えるなどサービスは統合され、auへの同番移行なども行なわれ、ツーカーのユーザーは徐々にauへと移る。

ドメイン名
 それぞれ、次のようなドメイン名を用いていた。
ツーカーホン関西
www.tu-ka-kansai.co.jp
ツーカーセルラー東京
www.tu-ka.co.jp
ツーカーセルラー東海
www.tu-ka-tokai.co.jp

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