ソフトハンドオーバー
読み:ソフトハンドオーバー
外語:soft hand over
ハンドオーバーの技術のうち、CDMA系の携帯電話で採用されているものをいう。
概要
日本ではcdmaOneやCDMA2000、FOMAで採用されているハンドオーバーの技術である。
CDMAではレイク受信といい、常時複数の基地局と交信を行なう。例えばFOMAであれば、最大3局と交信しながら、適切な基地局へ切り換えてゆく。これがソフトハンドオーバーである。
このため、切り換え時に瞬断したりすることはなく、また昔のように、ハンドオーバー時に切れたりもしにくい。
技術
FOMAの場合を例とする(以下、用語はNTTドコモ用語を用いる)と、携帯電話端末はMobile Station略してMSといい、基地局はBase Trasfer Station略してBTSという。
BTSは、用途に応じて色々な種類が開発されている。
基地局名 | 用途 | 大きさ | 特徴 |
容積 | 重量 |
BS2001 | 標準型 | 900L | 300kg | 容量は数万〜数十万人 |
BS2003 | 大容量型 | | | BS2001比で、価格は1.03倍、容量4倍 |
BS2006 | 屋内用小型基地局 | 28L | 15kg | 容量は数千人 |
BS2007 | 屋外用小型基地局 | 35L | 38kg | 完全防水 |
そして、これらBTSを制御しているのが、基地局制御装置「RNC」である。
ソフトハンドオーバーの制御も、このRNCで行なわれる。最大3局と接続、レイク受信を含めたフィンガー数は4〜6本程度である。
再検索